【杉並区】魅力が詰まった商店街をご紹介!

杉並区と聞いてあまり馴染みのない方も、荻窪阿 高円寺・・と聞けば下町の商店街の景色や、人の往来が頭に浮かぶのではないでしょうか。

杉並区の魅力はなんといっても、渋谷新宿などの都心と、中央線一本で繋がるアクセスの良さです。

平成、令和と時代は移り変わっても、戦後から脈々と培われてきた変わらぬ昭和の街並みは、疲れた人々の心をどこかホッとさせ、飾り気ない人々の日常を豊かにしています 。

今回は、杉並区や商店街の魅力を紐解いて、皆さんにお伝えしたいと思います。

目次

杉並ってどんなところ?

JR中央本線、京王線、京王井の頭線、西武新宿線、東京メトロ丸ノ内線の5路線が隣接しています。

杉並区は高級住宅地のイメージですが、エリアによっては高円寺など、物価や家賃相場も比較的安く暮らせるほか、二十四時間営業の大型商業施設も数多くあり、買い物や飲食店に困ることはありません

公園や神社なども自然の多く、若者からファミリー層にも多くの支持を得ています。

『西の鎌倉、東の荻窪』

かつて『西の鎌倉、東の荻窪』と称されたように、荻窪は明治から昭和初期にかけて偉人たちの別荘地や邸宅街として、存在していた歴史があります。

音楽評論家の大田黒元雄の遺志により、公園として整備され、イチョウ並木の有名な癒しスポットとして現在も息づいています。

他にゆかりのある偉人は、太宰治、与謝野鉄幹 晶子夫妻、近衛文麿など錚々たる顔ぶれです。

有名なあの、二二六事件の舞台にもなりました。

その理由も官邸や私邸が多く存在していた所以でしょう。

荻窪が高級住宅地として知られているのは、そんな歴史があるのです。

また、老舗の和菓子屋さんが多いのも、かつて貴婦人が、茶道を嗜んでいた背景に由来するのかもしれません。

ラーメンの激戦区「荻窪」

食で有名なのは、何といってもラーメンです。

ご存知でしたか?荻窪は、東京ラーメン発祥の地です。

言わずと知れたラーメン激戦区。これは戦後闇市で、多くの屋台から派生したと言われています。

中でも有名なのは『春木屋』です。昭和24年から創業で、オーソドックスなラーメンを提供しています。

また、高円寺から西荻窪にカレー屋さんが集中しており、カレーファンには、荻窪三代カレーと称され 『吉田カレー』『スパイス』『トマト』の3店は確固たる地位を築いています。

音楽の街「高円寺」

もう一つ杉並区が持つ歴史として音楽の文化があります。

フォークシンガーの吉田拓郎氏と南こうせつ氏が高円寺に住んでいたことがあり、特に『高円寺』という楽曲を南こうせつ氏がリリースしたのをきっかけに、若者にとって高円寺はフォークの聖地となり、その後若者が集う街として発展しました。

今も、俳優や音楽家を目指す若者が多く、ライブハウスも20店舗近くあり、音楽フェスなどのイベントも定期的に開催されています。

そのうちの一人である山下達郎氏もここ高円寺で40年以上、音楽フェスを開催している一人です。

中年層若者問わず、歩く人たちの中に、楽器を持ち歩くのを多く見かけるのも、高円寺ならではの光景です。

杉並区は公的支援も充実

教育にも力を入れており図書館が遅くまで空いていたり、教育関連施設も数多く存在しています。

他にも、産前産後の家事支援が無償で受けられる『ゆりかご券』など、杉並区特有のサービスが受けられます。

杉並区の商店街3選

杉並区には、大小合わせて40の商店街があります。

エリア別にすると、高円寺に10、阿佐ヶ谷に5 、荻窪に8、 西萩北部に3、南部に5 京王・井の頭に6 もの商店街があります。

今回は、代表的な商店街をご紹介します。

阿佐ヶ谷パールセンター

阿佐ヶ谷は JR中央線荻窪と高円寺に挟まれ、ひっそりとしていますが、南側とは異なり、駅の北側には閑静な住宅街や、神社などがあり落ち着いた雰囲気のエリアです。

また、近年駅にビーンズ阿佐ヶ谷が新設され、最近若者にも嬉しい駅にリニューアルされました。

その中に、杉並区で一番有名な阿佐ヶ谷パールセンターがあります。

パールセンター阿佐ヶ谷 は、JR阿佐ヶ谷駅とメトロ南阿佐ケ谷駅間を直結するように、約700 メートルにわたり約240店舗構えてます

横断歩道を一つ渡りそこからすぐ阿佐ヶ谷パールセンターの商店街が、中杉通りと並行に続いています。

道幅はそんなには広くありませんがゆったりとしていて天井も高く開放的な雰囲気で買い物を楽しむことが出来ます。

JR 阿佐ヶ谷駅の南口に降り立つと、左側に円錐状の特徴的な天蓋を見つけることが出来ます。

商店街の特徴として、主に食品、お惣菜店、お菓子などが充実しており、店頭販売の店も多く、誘惑に負けず歩くのが難しいほどです。

その他コーヒーのチェーン店、衣料品店を始め、あらゆるジャンルの商店が混在しています

かつて鎌倉街道だった名残もあり、昔からの老舗のお店も見ることが出来ます。

また、パールという名前の由来は真珠の首飾りのように店舗同士が仲良く連結してという意味も込められています。

アーケードの天井は開閉できるようになっており、もしもの時の防災にも配慮された構造になっています。

商店街の代表的なイベントとして、阿佐ヶ谷七夕祭りがあります。

日本三大七夕祭りと言われ、毎年8月に開催されており、約150万人以上の来客数を誇っています 。

その他季節ごとに多彩なイベントが行われいつも賑やかな商店街です。

パールセンター阿佐ヶ谷を抜けると、その先にすずらん通りが続いています。

すずらん通りに天井は付いていませんが、道の両サイドにすずらんを模した街灯が特徴的な、落ち着いた雰囲気の商店街です。

高円寺パル商店街

 もう一つ、杉並区の代表的なアーケードの一つに高円寺パル商店街があります。

アクセスも良好で、JR高円寺駅の南口から直結しており、雨に濡れることなく商店街へ入れます。

若者の街高円寺らしくヴィンテージショップや古着屋など、衣料品店が数多く並ぶお洒落な印象です。

パル商店街の先に続くルック商店街は、特に古着屋が多いことで知られています。

また住民層も若く、20から30代の単身者向に、リーズナブルな飲食店やスーパーが比較的多く、賑やかな雰囲気です。

高円寺パル商店街のイベントとして最も有名なのは、高円寺阿波踊りでしょう。

高円寺の青年部が阿佐ヶ谷の七夕祭りに対抗して、町おこしとして始めたと言われています。

高円寺パル商店街は、高円寺阿波踊り発祥の地で毎年8月に開催され、代表的な東京夏祭りの一つになっています。

高円寺純情商店街

高円寺純情商店街は、直木賞作家のねじめ正一氏の小説の舞台にもなったことで有名です。

高円寺北口に位置し、商店街は約200メートルほどの商店街ですが人通りも多く賑わっています

主にカフェ、 飲食店や飲み屋、BAR、ライブハウスなどが多いのが特徴です。

まとめ

杉並区は、古い重厚な歴史と新しいサブカルチャーがミックスし、エリアによって様々な顔を持つ包容力豊かな地区です

どこの駅を降りたっても、商店街が縦横無尽に走っており、暮らす人々の生活を豊かにしています。

仕事帰りちょっとちょっと遠回りをして、食べてみたかったラーメンを食べて、商店街で買ったコロッケやたい焼きと、家で食べる楽しみも一緒に持ち帰る。

お気に入りの商店街を見つけてしまうと、思わず引っ越したくなるかもしれません。

温泉巡りのように、商店街巡りを始めてみませんか?

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