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植木屋から造園建設業に。50 年以上にわたり緑の癒し空間を創造
1954 年の創業以来、個人宅の庭をはじめ公園の造成、民間・公共の樹木の育成管理などを手掛けてきた大場造園。
その事業内容はとても幅広く、私たちの身近な場所にも大場造園が造った庭や芝生があるかもしれません。
創業者の大場昭さんは日本造園界の第一人者である春日時太郎さんの一番弟子、近藤仁三郎さんの下で厳しい修業を重ね、23 歳で独立。
好景気のなか業績を伸ばし、1971 年に大場造園を設立しました。
「気がついたら家業を手伝っていた」と話すのは、現在は会長を務める長男の大場淳一さん。
東京農業大学を卒業後に大場造園に入社していますが、実は入社前に「京都に修業に行きたい」と先代に相談したところ、「地域の資
源で庭園を造るのが植木屋の仕事だろう!」と一喝されたのだそう。
大場会長は当時、すでに高い造園技術を持っていた上に経営管理でも手腕を発揮します。
まず職人の労働環境改善に取り組み、月2回と雨天時に限った休日を週休制に。
また年間を通して安定した収入を得るため、除草や手入れなどの管理業務も始めました。さらに最も手が空く真夏には、全国に先駆
け校庭の芝生化事業に着手。
環境教育として生徒や学校関係者、地域住民にも芝生の管理方法を伝え、皆で協力しながら芝生を維持しています。
当初6 名だった社員も現在は37 名に増え、会社は飛躍的に成長していますが、「今後は品質管理マネジメントシステムの改善と後継者の育成が課題。
“ 大場造園レディース職人部隊” のような女性の職人チームも作りたいですね」。
そう語る大場会長が何より大切にしているのが、一期一会という言葉。
「人との出会いの積み重ねで、今がある」と笑顔で振り返ります。



住所 | 杉並区永福2-47-12 |
電話番号 | 03-3321-8688 |