荻窪駅前特集|杉並時間

歴史あり、文化あり、味のあるディープスポットも。様々な個性が混在する町、荻窪

目次

荻窪駅前

古き良き歴史と文化を今につなぐ

大正時代までは農村だった荻窪は関東大震災後、住宅地、商業地として発展しました。

終戦直後に荻窪駅北口に誕生した「荻窪新興商店街」は「タウンセブン」の前身で、駅前の発展を牽引した存在。

南口には二つの商店街が賑わいを見せますが、さらに脇道にも個性あふれるお店が点在しているのが、荻窪の面白いところでもあります。

駅から少し歩くと雰囲気が一変し、閑静な高級住宅街が。

というのも、荻窪は大正から昭和初期にかけて東京近郊の別荘地として人気を集め、「西の鎌倉、東の荻窪」と称されたほど。

当時、作家の井伏鱒二や太宰治、与謝野鉄幹・晶子夫妻をはじめ多くの文化人が居住していました。

また、住宅街にある「西郊ロッヂング」も当時を象徴する建物の一つで、地方の富裕層の学生が下宿していたそう。

音楽評論家の大田黒元雄の屋敷跡は大田黒公園として、現在も多くの人に親しまれています。

文化人や富裕層が集った荻窪はまた、グルメの街でもあります。

ラーメンの春木屋、焼鳥の鳥もとなど名店は数知れず。

今や鳥もとの大将の強烈なキャラクターも荻窪名物になっています。

駅周辺には便利な商店街が広がり、高級住宅地もある一方、ディープな一面もあわせ持つ荻窪。

様々な顔を持つことこそ荻窪の個性であり、一番の魅力なのです。

タウンセブン|地域とつながり、開業40周年荻窪駅前の歴史を映す商業施設

終戦翌年の1946年、荻窪駅北口に「荻窪新興商店街(通称:新興マーケット)」が木造平屋建て3坪の店舗、150店で営業をスタート。

食糧難の時代に多くの人を助けました。

そして1981年、新興マーケットを商業ビル化するという長年の構想が実現し、「新しい時代の商業施設」としてタウンセブンが開業。

以来、ショッピングだけでなく、お祭りやイベントに活用される荻窪民の憩いの場として、令和の今も多くの人に愛されています。

商店街|似ているようでも全然違う。地元に愛される商店街

荻窪には駅を中心にたくさんの商店街があります。

そんなにあったら、人が分散してしまうのでは?そんな心配はどこ吹く風。

歴史ある老舗、センス光る個人店など、個性を放つお店が集まる商店街はいつでも大盛況。

地域の商店は地元の人の台所、さらには心のよりどころでもあるのです。

1日大二高通り商店会
2天沼協和会
3天沼新生会
4 荻窪川南共栄会
5 上荻本町通り商店会
6荻窪銀座商店街
7荻窪寿通り商店会
8教会通り新栄会
9タウンセブン会
10荻窪北口大通り商店街(振)
11八丁通り商店会
12荻窪白山通り商店会
13荻窪ー・ニ丁目商店会
14荻窪北口駅前通商店会
15荻窪すずらん通り商盛会
16荻窪駅前商店会
17荻窪日の出街商店会
18荻窪南口仲通り商店会etc


荻窪駅周辺のお店

comme des journaux(コムデ・ジュルノー)

季節の食材に北海道産とイタリア産のそば粉をブレンドしたガレットが人気の、クレープ&ガレットの専門店。

ランチタイムはガレットにスープやオードブルがついたお得なセットが人気。

オードブルはお魚かお肉を選べるのが嬉しいですね。

ティータイム(14:30~)はクレープの販売も。

住所杉並区天沼3-30-2
電話番号03-5397-8398

鳥もと 本店

荻窪駅北口から移転して12年、今では銀座街を代表する店に。

「先代の味は絶対に壊さない」と店長の伊輿田康博さん。

その焼鳥はもちろん、伊興田さんの地元・北海道から直送される新鮮な魚介類も絶品。

珍しい鮭児を堪能できるのも鳥もとならでは。

男気のある名物店長により、さらなる進化を続ける老舗です!

住所杉並区上荻1-4-3
電話番号03-3392-086

西郊ロッヂング

関東大震災後に本郷から荻窪へと移り、1931年に当時としては珍しい全室洋間の下宿館を創業。

その7年後に青銅のドーム屋根の新館を増築。

戦後、内部の大改修後、旅館へと、さらに2000年から新館はレトロなアパートメントヘ。

昭和モダンの復活です。

2009年に国登録有形文化財に登録。

昭和の建物には、ゆっくりと時間が流れます。

住所杉並区荻窪3-38-9
電話番号03-3391-0606

珈琲専門店 珈里亜

円形のテラスが印象的なビルの2階にある純喫茶は1982年創業。

店内は天井のシャンデリアや布張りのソファー席など、昭和レトロな雰囲気が漂います。

一番人気のクリームソーダはブルーシロップを使った澄んだ青い色がキレイ!

大きな窓から中央線が一望できる「特等席」も。

住所杉並区荻窪5-27-6-2
電話番号03-3393-1136

中国菜館 ふんよう亭

荻窪の地で長く愛され続ける中華料理を気軽に楽しめる老舗。

もちもち食感の「水餃子(605円)」や、大ぶりのエビを丸こと1本使った「エビの春雨揚げ(660円)」、「焼きそば(770円)」など、どのメニューも食べて間違いなし!の隠れた名店です。

住所杉並区荻窪5-29-11
電話番号03-3398-4651
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