葉梨俊郎のここだけのはなし|杉並時間コラム

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本山堀之内妙法寺|総務部 望月隆行さん

はなし:今回は、前回の和田商店街に続いて、江戸時代から「厄除けのおそっさま(御祖師さま)」と呼ばれるほど厄除けで有名な妙法寺です。

記者:今朝、境内をふらふらとしていたのですが、いろんな人が境内の中で過ごしていて、すごく地域に開かれた場所なんだなと感じました。

望月:妙法寺は、もともとから庶民のお寺だったんですよね。約400年前から存在しているのですが、誰でもお参りできるお寺です。朝5時半(※1)に門が開いて、誰でも自由にお参りができるようになっています。

はなし:サミットに買い物に来る方とかも、なんとなく買い物だけじゃなくて、お参りしていく方も多いんだよね。

記者:なんかいいですね。地域の中の「余白」みたいな感じが素晴らしいです。

望月:最近は、寺子屋をはじめました。子供たちが放課後や休みの日の居場所として使ってくれています。自分やはなしさんの子供の頃は、どこにでも空き地があって、遊びにいっていました。今はそういう場所がなかなかないので、そういう場所を作れたらなと思いました。

はなし:自分の子供の頃はその役割が縁日だったんだなと。縁日もいろんな小学校から集まってくる。そこで友達になったりして、サッカーとか野球の対戦相手だったりして、「前に縁日で会ったよね」といった話になる。

望月:お寺って昔からいろんな側面があるんですよね。今、それを原点回帰しようといろんなことをはじめています。

記者:そういう関係性の中で地域にお寺があるのですね。そのバランスって素晴らしいなと思いました。

つづく…

(※1)開門時間は春分の日から秋分の日が5:30、秋分の日から春分の日までは6:00になります。

和田商店会|会長 吉村治樹さん

葉梨俊郎と杉並時間が和田・堀之内・和泉・方南エリアを中心に様々な場所を訪れるコーナー

記者:今日は、東高円寺駅から歩いてきました。この辺りはあまり訪れたことがなかったので、楽しみです。

はなし:私は、和田小・和田中出身なので、ここの商店街で生まれ育ちました。

吉村:ここの商店街は妙法寺への参道として、江戸時代から栄えていた場所なんですよ。

はなし:小学生の頃、妙法寺で毎月3のつく13日と23日に露天商がいっぱいきて、小学校の帰りによく遊びにいったのを覚えています。

吉村:雑誌の付録だけが売ってたりして、それが自分は楽しみだった(笑)。

はなし:私は、20円のお好み焼きが好きだったなー。想像するお好み焼きとはだいぶ違うけど。(笑)帰りは、商店街にあった友達の今川焼屋さんに寄って食べましたね。それもすごく美味しかった。

記者:すごい賑やかな様子が想像できました。そんな歴史的な背景のある商店街なんですね。

吉村:2016年には、地元に住む子育て世代と商店街に気軽に来れるようなイベントを企画して、東京商店街グランプリを受賞いただきました。

記者:すごく良い取り組みですね。

はなし:これからも商店街の楽しさや良さをもっと若い方にも伝えていきたいです。つづく…

葉梨 俊郎 TOSHIROU HANASHI

1958年杉並区和田生まれ。

日大生産工学部卒。

元杉並区議会議長の経験を活かし、現在はイチ区民として地元を巡りながら、困っているひとや街を懸命に応援し続けている、気さくな“永遠の若大将”!

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